やっと読み終えた!
いやー、非常に素晴らしい作品だった。この夏の映画が楽しみ。
Sophie役のAudrey Tautouは、以前 Fabuleux destin d'Amélie Poulain, Le (2001)(aka Amélie)で見てなかなか気に入ったのでそれも楽しみ。
あと、図版入りの版もあるので、そっちも買って読んでみたい
The Da Vinci Code, Special Illustrated Edition
この本はミステリーに分類されているらしいが、私はどちらかというと冒険・歴史フィクションと位置づけて読んだ。
あと、ロンドン・パリ(もちろんルーブル美術館も)には以前行ったことがあるので、なぜか親近感が沸き、より楽しめた。でもだいぶ前なので、今度またぜひ訪れたい。
久しぶりに歴史物の本を読んで、自分なりの評価点を考えてみた。以前書いた私的な「
SFの評価ポイント」と同じ評価点がほとんど当てはまる。以下、私的な「HF(Historical Fiction)の評価ポイント」
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HF的に正確
厳密にハードHFという意味ではなくて、歴史的な事実がストーリー上一貫しているということが重要。もちろん事実が多いほど面白い。つまり、基本的に事実で、少しのひねりを加えてHFにするというもの。
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ロマンス、ハッピーエンド、または、想像外
最後にハッピーエンドは必須。ハッピーエンドで無い場合は、スケールが大きいか予想外の終わり方かをするものがいい。
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歴史的スケールが大きい
ストーリーが扱う歴史的期間が長いほどよい。ストーリー自体の時間の長さ、もしくは、ストーリーの背景の時間の長さが長いもの。
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主人公が教授
やっぱり主人公は歴史学者系であるべき。その知識を生かして事件を解決する。
こうやってみると、この「
The Da Vinci Code」はすべて当てはまる。
もっとも、「歴史的事実」という点で、本の中に出てくる情報のどこまでが本物なのかは実のところ不明であるので、興味があるのでいずれ検証してみたい。