今回はビューファインダーとAFについて。
まずはビューファインダー。
E-1に比べて、体感でふた周りくらい大きくなって、かなり見やすくなりました。NikonのD300と引けをとらないといわれてましたが、確かにその通りだと感じました。40Dを超えた感じです。縦横比が3:4のせいもあって、より大きく感じます。
昔々使っていたPentaxの35mm版 MZ-5よりも大きいくらいです。
これくらい大きいと、ファインダー内部を見渡して細かいところもチェックするのも可能で楽です。
さらに、ファインダーは明るくて見やすいです。(私が持っている14-54mmや50mmマクロの場合しか分かりませんが)
オリンパスのE-3のビューファインダーのページ。大きさの比較があります。
100%の視野率はE-1と同じ。
ファインダー内の表示も少し変更されましたが、一番大きいのは、遂に常にISOの表示がされるようになったこと!
(でも、上部液晶には常に表示されない...常に表示して欲しかった。)
さて、AFですが、11点全てクロスセンサー(しかもツイン)という、E-1の3点(事実上1点...)から一転、豪華になりましたが、その効果ははっきり言って万歳三唱ってところです。
オリンパスのE-3のAFについてのページ
私は今回は同時発売のSWDレンズは購入しておらず、既に持っている14-54mmと50mmマクロしか使ってませんが、そのAFスピードと正確さは大幅に改善されました。
まず、夜間の室内の暗さ(ISO1600, F2で1/40くらいの暗さ)でもAFが迷うことはありません。特に50mmマクロは、その状況でE-1ではAFが合わないことが多く何度もギーーギーーとレンズが行ったり来たりしていたのが、E-3だとジジっと2回動いて0.5秒(体感ですが)という感じです。
14-54mmも同様で素早く合います。SWDのように世界最速では無いと思いますが、十分な性能だと感じました。
AFポイントの範囲を小さい設定にすると、より思ったところにAFが合います。
しかも、全点で同じようにAFが合うのが素晴らしい。中央一点だけ使うというようなことを考えずに、11点全てを信用して選べることができるというのは気持ちいいものです。
AFポイントの配置は、適度に広がっていて、撮っていて困ることは今のところありません。私の場合は、中央一番上か右から二番目、ポートレイトだと上から一番目か二番目が一番多い感じでしょうか、だいたいそれで収まります。
ボタン類のレビューの時にも書きましたが、AFポイントの選択は基本的にブラインドタッチが可能。しかも、ポイントの移動はAFポイント選択ボタンを一旦押すことによって選択モードになるので、メイン/サブダイアルで上下左右に移動できる。(十字キーでも移動可能だけど、その場合はブラインドタッチは難しいか。)
AFポイント選択ボタンを押しながらダイアルを回すとAFターゲット選択の種類(全点自動、個別、ポイント近く)が選べる。
私の場合は常にシングルターゲットにしてます。(OlympusのEliteのメールで送られてきたTipsでもシングルターゲットを推奨しているようです。それが一番AFが早いとか。)
あと、やっと、AFポイントが赤く光ります。(E-1では光らない...もっとも実用上、中央一点だから要らないか...。)
当たり前のことができて嬉しく思うのはE-1ユーザーならではか!?